7月 14, 2021

JSPORTSオンデマンド配信にLiveUのマルチカメラ・リモートプロダクションソリューションを採用

J SPORTSオンデマンドで配信される70試合
LiveUの導入でより豊かな視聴者体験を提供

ハッケンサック, ニュージャージー,  2021714 ビデオストリーミングとリモートプロダクションのリーディングカンパニーであるLiveUは、日本のスポーツテレビ局·J SPORTSと制作会社·エキスプレスが今シーズンの横浜DeNAベイスターズホームゲームのOTT向けコンテンツ制作にLiveUマルチカラ·リモートプロダクションソリューションを採用したことを発表。J SPORTSOTTサービスであるJ SPORTSオンデマンドでの70試合を超える配信においてLiveUテクノロジーが視聴者体験向上に貢献することとなる。

2021年はJ SPORTSが本コンテンツをOTTライブ配信する初年であり、当初ホスト局が制作する映像音声を使用しオフチューブ中継を行うことが決まっていた。しかし、エキスプレスと共同でプランニングを進める中で特色あるコンテンツを増やし視聴者エンゲージメントを高めることを優先。両社が長年構想を練っていたリモートプロダクション導入に踏み切った。

エキスプレス取締役·加藤氏はLiveU導入に至った経緯を、「マルチカメラを携帯キャリアでも伝送できるソリューションを探っていた。導入を決定する少し前までは他社製品を購入する動きでいたが、他社のマルチカム仕様はチャンネル数は多いものの伝送がイーサネットのみだったため、LiveUの導入を決めた。また、事前のLU800を用いたタリーシステムや双方向通話のデモンストレーションにおいても、我々の要望に近いものが実現出来ると確証を持ち、海外での運用実績を考えても、これからのリモートプロダクション事業に参画出来るものとして採用した」と語る。

中継車でホスト局が制作するクリーンフィード(複数カメラ映像のスイッチングアウト)に、ワイドショットとスコアボード映像の2フィードを追加し合計3フィードを1台のLU800から送信。J SPORTS のリモートコメンタリースタジオでコメント付けをし、エキスプレスのAvenir-Hub(東京·半蔵門) でグラフィック付けとオーディオミキシングを行う。さらには、このダーティーフィードをコメンタリースタジオに送り返すことにより、スローモーションやグラフィック等を確認できるフローも確立した。

J SPORTS 技術本部制作技術部部長·富久氏は、リモートプロダクションの利点について「人の移動、機材の移動が少なくて済むこと。また、IPの世界になるため、ベースバンドでは構築が困難であった複数拠点を結んだ素材分岐、素材共有、多元中継などもLiveUテクノロジーで実現し今後他のコンテンツへも活用の幅を広げていきたい」と語る。

エキスプレス取締役·加藤氏は、「LU800の登場と、マルチカメラ機能の実用性の高さによりリモートプロダクション計画が一気に加速した。これまでは、移動時間も含めスタッフの割り当てを調整する必要があったが、移動が不要になったことにより今まで難しかった複数業務の掛け持ちが可能となる。また、リモート制作においての勤務時間は現場に出向くよリも短くなるため、勤怠管理の上でも有利になり、結果として今までより多くの中継に携わることができるようになる」と管理面でのアドバンテージについても期待を高めている。

LiveUアジアジェネラルマネージャー·Yaal Eshelは「国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局であるJ SPORTSと、イノベーティブなプロダクションであるエキスプレスにリモートプロダクション·テクノロジーパートナーとして弊社を採用いただいたことを光栄に思います。これを機に、放送業界に新たな風が吹くことを期待しています。両社の中継制作と新境地開拓のさらなる発展のため、緊密な連携を続けていきます」と述べた。

LiveUソリューションはOTTブロードキャスターにとっての3つのコアバリュー、視聴者体験の向上と妥協なき信頼性、そしてプロダクションコストの削減をもたらします。

LiveUについて
LiveU
5G 4K HEVC対応のリモートプロダクション·ライブ映像伝送ソリューションを提供しています。
特許の回線ボンディグと映像伝送技術で、世界のどこからでも高品質なライブ映像を提供する事が可能です。複数回線を束ねた仮帯域で、費用対効果の高いハイクオリティーなライブ映像の配信、受信、管理を実現しています。
クラウドで統合管理されたバックパックからスマートフォン、衛星/携帯ハイブリッド外部アンテナ等の様々な製品群は、環境を選ばずライブ映像を送る事ができ、ライブ映像制作の基準となっており世界130国の3,000以上のお客様、の放送局、オンラインメディアニュース、ソーシャルメディアで採用されています。詳細はホームページやSNSをご参照下さい (www.liveu.tvTwitterFacebookYouTubeLinkedInInstagram)